台湾東部のおおらかな自然の生活のリズムをもつイリー・カオルーの音楽 は、アミス・パンツァハ語や台湾華語といった様々な言語で歌われると共に、ジャズやボサノヴァ、ディスコミュージックなどポップスの要素にも跨り、その多様性ある世界観が多くの人を魅了しつづけている。
自然豊かな花蓮で生まれ、幼少期をアミ族の集落で過ごし、7歳より台北へ移住。音楽プロデューサーでパートナーの陳冠宇(ex-交工樂隊)と共に、スローライフを求めて2011年宜蘭へ移住し、2015年から台東に暮らしている。
2011年に1st《輕快的生活 My Carefree Life》で台湾のグラミー賞と称される金曲奨(Golden Melody Award)で最優秀新人奨、最優秀原住民歌手奨、最優秀原住民語アルバム奨を受賞。2015年に2ndアルバム《美好時刻 A Beautiful Moment》を発表。2021年には、三枚目のアルバム《Longing》をリリース。そして、日本盤を正式に発表し、日本で流通されている。
2017年、FUJI ROCK FESTIVAL出演と来日公演を実施し、畠山美由紀と共演。2018年、J-WAVE 30周年記念企画番組「NATIVE MUSIC JOURNEY~世界の音楽継承の地をめぐる旅」では、元ちとせさんとのコラボレーションが話題になった。同年、元ちとせをゲストに迎えた公演を実施。